心と体

今日のMBA式:朝令暮改を恐れるな

息子が今週から保育園に行き始めた。今週はいわゆる「慣らし保育」で、初日は2時間、2日目は4時間、3日目の今日は6時間だ。

初日はほとんど泣き通しだったらしく、のどをからして帰ってきた。帰宅してからもやや興奮気味で落ち着かず、お昼寝も余りできなかった。2日目の昨日はちょっと慣れたのか、朝バイバイするときは大泣きだったけれど、その後は次第に落ち着いて遊んだりもしたようだ。迎えに行ったらお昼寝をしていた。帰り際には保育士のお姉さんたちに満面の笑みでバイバイしていた。でも、帰宅したらやけに甘えてきて、ますますおっぱい星人になっていた。3日目の今朝は、出掛ける前からご機嫌が悪くなり、バイバイするときはやっぱり大泣きしていた。帰りのお迎えは3時。いったいどんな顔でいることやら。

それにしても、お腹にいるころを入れると2年以上ずーっと一緒だった息子が居なくなって、なんだかとても妙な感じだ。家が静かでがらーんとしている。何をするにも息子を気遣っていたのが、なんの気兼ねもいらない。ふらっとコンビニに行ったりもできるわけだ。一方で、息子が泣いていないか、怪我していないか、と、とても心配だ。預けている保育園は、実は目と鼻の先にあり、ベランダに出てよーく耳を澄ますと赤ちゃんの泣き声が聞えてくるほど近い。赤ちゃんの泣き声らしき音がすると、息子じゃないか、と聞き耳をたててしまう。そして、預けるという選択は間違っていたかもしれないと、もんもんと考えてしまうのだ。まだ早かったかも、性格がひねくれるかも、もっと甘えさせてあげればよかった、社会復帰をもう少し後にすればよかった、など、悪い想像と後悔が頭を駆け巡る。

「朝令暮改」とは、「朝に政令を下して夕方それを改めかえること。命令や方針が絶えず改められてあてにならないこと。」と広辞苑にある。上司の勝手な命令に右往左往する部下の姿が目に浮かぶ。だが、一説によれば、朝令暮改を恐れていては適時に適切な戦略や戦術をとることができない、と聞いた。めまぐるしい変化の中では、むしろ朝令暮改の方が時流を逃さない、ということらしい。

と、いうことで、万が一、息子がどうにも泣いてばかりで保育園になじめなかったら、保育園を辞めさせよう。そして、また息子とだんなと3人の、のんびりした生活に戻ろう。

今日のMBA式育児術:朝礼暮改を恐れるな。間違った判断はすぐに修正すべき。それがどんなに恥ずかしくても、辛くても。やり直す方があとあと楽になる。

| | コメント (0)

今日のMBA式:習うより慣れろ

先日、我が息子はまだハイハイできないと書いたのだが、なんとこの数日間で格段に進歩して、ハイハイできるようになってきた。自分の頭より上にあるものにも興味を強く示して、立ち上がろうとしている。つかまり立ちも間もなくかもしれない。まだ、匍匐前進より遅いハイハイだけれど、だんだん上手にできるようになるだろう。まさしく、「習うより慣れろ」だ。

ハイハイを教えようとしたことがある。四つんばいになっているときに足を動かしたら、手が前に出るかと思って、足を動かしてみたのだ。結果は、バランスを崩して頭から落ちて、大泣き。訳も分からず突然のことでびっくりしたらしい。こちらは泣かれて大弱り。教えようとした母が悪かった、ごめん、ごめんと誤り続けた。そんな心配をよそに、あるときコツをつかんだのか、ぺたぺたとハイハイし始めた。その日はたまたま短いズボンをはいていて、ひざが出ていたのがよかったらしい。長いズボンではフローリングの上ではすべるので、ハイハイできなかったのかもしれない。

これからも、いろんな試行錯誤を親子で繰り返しながら、いろんなことを覚えていくんだろうなぁと感慨に浸っている。

今日のMBA式育児術:習うより慣れろ。まずはやってみる、やらせてみる。机上の空論よりも試行錯誤。

| | コメント (0)

今日のMBA式:皮膚感覚

「子供の『脳』は肌にある(山口創・著)」という本を読みました。タイトルには「脳」とありますが、「脳」というより「心」を育てるにはどうしたらよいかについて書かれている本です。著者が実際にスキンシップを行ったところキレやすい子どもが落ち着いてきた、などの事例や、日本では「男の子だから」という理由で男の子へのスキンシップが足りていないとか、母親のスキンシップは子どもに安心感を与えるが父親のスキンシップはコミュニケーション能力を育む、という話などが紹介されています。

興味深かったのは、スキンシップによって「共感」する力がつき、「共感力」によって思いやりが育まれるという話でした。親が子どもを思いやると子どもは思いやられることを理解し、自分も親の表情や仕草を真似しながら思いやることを学ぶということです。親などの表情や動作を模倣するうちに、身体の動きを通して相手を理解する。スキンシップによって身体を柔らかくすることで、より模倣しやすくなり共感しやすくなる。筆者は「感情を生み出すのは皮膚である」と言っています。「共感」は頭で考えるというより、皮膚感覚で瞬時に起きることです。心は脳にあるという説もありますが、目に見えない脳をあれこれできないので、むしろ、じかに触れて確かめることのできる皮膚感覚を大切にするほうが心を育むのに役立つということでした。

「共感」という言葉は、同感や同情とは違う意味です。共感とは、「置かれた状況から生じる相手の情動にともなって、こちら側にもおきる代理的な情動」です。つまり、相手と同じような感情が自分にも起こることです。同情は「相手の情動に対するこちらの情動的な反応」です。つまり相手の感情とは別に自分の中に起きる感情です。なので、「同情」は自分だけで出来ますが、「共感」は自分と他人とがはっきり分かれていないと出来ない。スキンシップが共感や思いやりを育てるのに大事というのは、言い換えれば、皮膚感覚を大切にすると、大切にされている安心感を得られるだけでなく、自分と他人とは皮膚が隔てているんだという感覚がはっきりし、自分と他人とが区別できるようになるからだと思います。

今日のMBA式育児術:皮膚は大切なセンサー。いつも皮膚感覚を研ぎ澄まそう。

| | コメント (0)

今日のMBA式:生活のリズム

今日の「ためしてガッテン」でまた体内時計の話が出ていた。以前に「ためしてガッテン」で体内時計の話が取り上げられたときにも見ていて、朝日と朝食が生活のリズムを作る鍵だと言っていた。それ以来、決まった時間に起きて、朝日を浴びて、朝食を取るように、生活のパターンを変えた。そうしたら、確かに朝起きるのが以前よりは楽になったような気がする。授乳中の身にはときどき辛い朝もあるのだが、とにかく、出来るだけパターンを崩さないようにつとめている。

6~7ヶ月検診のときも、離乳食教室でも、「赤ちゃんに生活のリズムを作ってあげましょう」と言われた。たぶん、生活のリズムがあると、機嫌もよく、寝付きもよく、食欲も排便もよくなるのだろう。確かに、お出かけして生活のパターンが崩れた日の翌日は、機嫌が悪かったり食欲がなかったりする。また、「朝ごはんが頭のよい子を作る」などと言われている。とにかく、親が率先して生活のリズムを作ってあげて、子どもがきちんとした生活のリズムにのって日々過ごせるようにするのが親の責任ということだ。

これも、以前のブログに書いた「型」ということと同じ。人は「習慣の生き物」とも言われるが、行動をパターン化することで、リズムが出来るうえに、新たな発見もできるようになる。体が覚えるまで続けていくことが大事だ。息子には続ける力を備えてほしいと思う。

今日のMBA式育児術:継続は力なり。朝起きたら朝日を浴びてご飯を食べましょう。

| | コメント (0)

今日のMBA式:マーケティングはどこにでも活用できる

腰が~!(>_<) 昨日は抱っこしてあやすシチュエーションが多かったので、懸念はしていたのだけれど、予想通り、今朝起きたら腰が痛い!(T_T) 泣けます、ホントに。当の本人は、そんなことも知らず、まだスヤスヤ夢の中です。

昨日は、母校(大学院)の一橋大学のKodaira祭が開催されていて、国立市長の上原公子氏の講演があるというので夫と息子と連れ立って聞きに行ってきたのだ。お昼寝してくれることを期待していたのだが、まったく寝る気はなく、仕方なく抱っこしながら市長の話を聞くということになった。初めのうちはおとなしく聞いていたが、質疑応答の頃になるとかなり飽きてきて騒ぎ出して講演を聴いていられなくなり、廊下に出て子守唄を歌ってあやしたり、話しかけて歩き回ったり。9kg近いのでかなり重く、とにかく疲れた。

と、私のことはさておき。講演は「くにたちのつくりかた」と題して、まちづくりについての話だった。主催は、一橋大学のまちづくり講座。(詳細は以下ページをご覧下さい) 講演は、上原市長からの国立のまちづくりの歴史の説明や、林教授からまちづくり講座の活動の説明が主だった。

まちづくり調査室は、一橋大学が2002年4月から開講した総合科目「まちづくり」から生まれるさまざまなプロジェクトの支援室として2004年10月に開設されました。この4月からホームページもオープンし、今まで以上に幅広い情報発信をしていきます。(人間環境キーステーションとまちづくり授業HPより)

国立市民、かつ、一橋大学OG、しかも経営学を学んだモノとして感じたのは、国立市も大学も、マーケティングが下手ということにつきる。マーケティングそのものを知らないのではないかとさえ感じる。

以前に国立市の基本構想を市民を交えて討議するという催しに参加したときにも、同じことを感じたのだが、なんだか自己満足の世界に近いという印象なのだ。自分たちの活動は素晴らしい、社会的な意義のあること。だから、認められて当然、という態度というか感性が見え隠れする。でも、市民の側から見れば、行政はサービス業であり、まちづくりも市民サービスの一環に過ぎない。自分がサービスを受けることを想像してみれば直ぐ分かることだが、自分が価値を認めないサービスは余計なお世話に等しい。

せっかく産・官・学の取り組みなのだから、大学の側も社会学で縦割りになっていないで、経営学の生徒も巻き込んで、そして、国立市の側も行政が偉いという態度を捨てて市民に学ぶ姿勢で、まちづくりに取り組んだら、もっと活力あるものになると思うのだがどうだろう?

今日のMBA式育児術:マーケティングはどこでも使える万能ツール。相手のことを考えるとき。自分を売り込むとき。

| | コメント (0)

今日のMBA式:効率より大切なこと

2006年6月4日午後9時から総合テレビで放送された「好きなものだけ食べたい」という番組を見た。ショックを受けた。朝ごはんも夕ごはんも、コンビニ弁当だったり、スナックだったり、レトルトだったり。大人なら自己責任と思えるけれど、そういう食事を子供がしているのだ。食品の裏側と言う本が話題になっているように、そういうものにはいろいろと添加物が入っているはず。番組を見ながら、「そんな食生活じゃあ子供を殺してるよぉ・・・」と身震いしてしまった。

親が子供が好きなものを好きなように食べさせた結果、子供でありながら生活習慣病にかかる子供が増えているという。肥満だけが問題なのではない。やせも増えている。肥満の子供は20年前の1.5倍、やせの子供は2.8倍だそうだ。朝ごはんを食べないと代謝機能が衰え、体が老人のようになる。野菜を食べないで、脂っこいもの、味の濃いもの、スナック菓子を中心に食べていると、大人以上に中性脂肪とコレステロールの値が高くなり、心筋梗塞や脳梗塞などになりやすくなる。親が子供の食事に気を配らない結果、子供を死に急がせる結果となっている。子供には罪はない。食事を与える親の責任だ。

わが息子は間もなく満6ヶ月。離乳食も始めた。最初は本にあるように10倍がゆとニンジンのすりおろしから。既に、ブロッコリーやかぶ、大根やさつまいも、じゃがいもを食べた。ほとんどが有機無農薬のもの。とにかく安全なものが良いと思ってのことだ。そのおかげか、とても良く食べる。ところが、冷凍したおかゆは直ぐに「べぇ~」っとして食べなくなってしまう。どうも味が落ちるのが分かるらしい。本には「フリージングを活用して手を抜こう」なんて書いてあるけれど、「べぇ~」を見ると、ちょっと手間がかかっても出来たてを食べさせたいと思ってしまう。効率よりも大切なことだと思う。いまの一口が、今後の彼の味覚や好き嫌いを決めるかもしれないのだ!責任重大である。

それにしても、野菜嫌いになるのはなんでだろうと思って番組を見ていた。離乳食の本には間違いなく、最初はニンジンと書いてある。次にほうれん草、ブロッコリー。赤ちゃんのころはご飯と野菜から食べ始めるのに、何時の間にキライになってしまうのだろう?ひょっとすると、親が与えないから?あるいは農薬や薬品で不味いから?確かに、レトルトは簡単だし、農薬も生産者の効率を上げる。でも、効率よりも大切なことがあるはずだ。

今日のMBA式育児術:効率より大切なことがある。手を抜いてもOKなことと、そうではないことをちゃんと見極めないと、結末は悲惨なことになりかねない。

| | コメント (0)

今日のMBA式:しつけと型

今朝の朝日新聞生活面に「『万引き…即警察へ』広がる」と言う記事があった。

「小学生の万引きを見つけた店が、親には連絡せず、警察に直接通報する動きが広がっている。お説教が通じないみなしさと、再販防止のため厳しい対処を望む声が背景にあるようだ」

記事によれば、ある店主は親を呼ぶのが恐いのだそうだ。親がいわゆる「逆ギレ」するかららしい。曰く、「お金払えばいいんだろ」、「親に土下座しろって言うのか」、「防犯カメラが少なくて、死角が多いから」、「うちの子がやるわけがない。証拠はあるのか」。記事には、店のオヤジも先生も子どもにとっては恐い存在ではなくなった、とある。親も子どもをかばうくらいだから、恐い存在ではないだろう。これではしつけなどあったものではない。子どもの好き放題だ。こんな子どもが大人になったら社会はどうなっていくんだろう?

会社も以前は「恐い上司」がいたものだ。机を叩いて怒鳴りつける、なんて光景は、今はもう見られない。上司というだけで偉かった。年上というだけで偉かった。年功序列の社会はそういうものだった。そういう恐い上司や年寄りが会社で働く心構えとか日常の些細な所作などを仕込んでくれたものだ。ところが今は成果主義で能力主義だ。年齢も経験も、目の前の仕事に生かせなければ評価されない。そうした会社の評価が社員同士の評価になる。年の割に、経験の割に、ぱっとしない人たちは、むしろ余計にバカにされる。実力のある人、結果のだせる人が偉い。恐いのは人じゃなくて評価や評判であり、その結果としての人事考課であり報酬だ。誰もが自分のことで手一杯になって、後輩の面倒を見ることが無くなっているように思う。社会人としてのしつけや型が継承されにくくなっている。

家庭でも地域社会でも学校でも、しつけを受けられない子どもたち。社会にでても、しつけや型を教えてくれる人はいない。これが、個人主義、自由主義なのだろうか?ぜったい違うと思う。

「守・破・離」という言葉があるように、何でも初めは先達をお手本にして真似ることから始まる。子どもたちにきちんとしたしつけをし、型を覚えさせるのは、先達の役割であり責任だ。まずはなにより、しっかり子どもを叱れる大人を育てる必要がありそうだ。そのためには大人がきちんとしたしつけを受けていて実践できていないといけないのだが、はたして・・・?

今日のMBA式育児術:なんてったって「守・破・離」。子は親の背中を見て育つ。後輩は先輩の言動を真似る。「近頃の若者は・・・」と嘆く前に自らの言動を律するべし。

| | コメント (0)

今日のMBA式:絶対価値と相対価値

自分の子、孫はとにかく世界一可愛いと思うのが親心であり祖母・祖父心であるようだ。そして、とかく他の子と比べたがるのは自然な人情なのだろう。平均、標準というモノサシとの比較もそうだ。その心理は「安心したい」、あるいは「優越感に浸りたい」ということだろう。他の子と比較して、優れていれば嬉しく安心もするが、劣っていれば心配になる。

最近の保育園・幼稚園・小学校などでは絶対価値で評価するのだそうだ。例えばかけっこなら一等賞は廃止されていて、みんなが頑張ったで賞をもらってほめられる。その子の個性を大事にするためらしい。いじめのネタにならないようにする効果もあるかもしれない。でも、絶対評価ばかりでは、逆にその子の長所は分からないのじゃないだろうか。確かに個性を大切にするという意味では絶対評価も大事だが、長所短所というのは他者と比べての相対評価である必要があると思う。でなければ、オリンピック選手は育成できないし、学者も育てられない。他よりも優れている点を自分自身が認識しなければ、その能力を更に伸ばすことなど不可能だ。つまり差別化であり、付加価値の向上である。

企業はまさしく差別化と付加価値の向上をそれこそ日々行っている。相対価値で自分を認識することができない個人が企業でやっていけるのだろうか?非常に疑問だ。

今日のMBA式育児術:絶対価値も大切だが、相対価値も忘れずに。そして、他と違う自分を受け容れることが大切だ。

| | コメント (0)

今日のMBA式:人間力を育成する

最近、「脳力」を育成するゲームやTV番組、雑誌などが流行っているが、どうも脳の表層を活性化だけのような気がする。我が息子の行動をみていると、脳が活性化する最大の要因は好奇心にあるように思える。初めてみるおもちゃに目を輝かせ、大きな物音に驚いて泣き、絵本を眺めてにっこり笑う。彼の脳では「なんだろう?なんだろう?」という信号が駆け巡っているようだ。おもちゃを上手くつかめなくていらいらしたり、うまく口に入れられなくて放り出したり。試行錯誤を繰返して少しずつ上手になっていく。だっこだっこと泣き喚き、いったんだっこされたらご満悦でにこにこ顔だ。愛されること、信頼すること、我慢とか忍耐、好奇心を満たすこと、いわゆる人間力と言うものを学び始めているようだ。

最近は「即戦力」の名のもとに、新卒であってもすぐに職場に配置されOJTで働き始める。それを見越して新入社員もスキルを磨いてくることが多いようだ。企業の側からすれば、育成をしなくてもすぐに使えるとなれば、コストが削減できる上に売上アップにもつなげられる。いい事尽くしだ。一方の新入社員の側からしても、すぐに仕事を任せてもらえるので入社した会社に向いているかや、やりたいことがどうかがすぐにわかる。嫌なら辞めて別口を探せばよい。第二新卒というわけだ。

傍から見ているとどうも人間力を無視しているように思える。即効性、効率化を求める余りに、企業文化を伝えたり、倫理観や社会的責任を醸成したり、あるいは企業と個人との間の信頼関係を構築したりという作業が以前に比べ少なくなっているように思える。社員の試行錯誤を奨励したり、好奇心の向くままにやりたいことをやらせたり、そういう自由闊達な社風を残す大企業は今もあるのだろうか?新入社員が失敗するのは当たり前、そこから何か学べば良いというような寛大な心構えの上司はいるのだろうか?

今日のMBA式育児術:おおらかな心でいることが、人間力を育む。失敗を楽しむ余裕が見守る側にも必要だ。

| | コメント (0)

今日のMBA式:脳も腸も活用しよう

お昼間、うちの坊が寝ているときは音を小さくしてテレビを見ているのだが、やたら保険の宣伝が目に付く。体操のお兄さんが出てくる子供向けの保険には思わず見入ってしまった。量的緩和政策が解除されたからと言ってすぐに金利が上がるということもなさそうだし、万が一のことを考え合わせると、保険に入るほうが有効な資産運用になるのかなぁと考え始めている。

MBAではファイナンスの授業があり、一通り最新の金融手法を学んだのだが、苦手意識があったためか最後まで馴染めなかった。だが、子どもが産まれてみて、資産の有効運用が重要かつ緊急の課題となった。育児休暇中で給料は無いし、一方で、支出はかさむし、でも時間はあるしで、これまで無為に銀行の普通口座に預けていたなけなしのお金を運用してみたくなったのである。

運用の種類は様々だ。株式投資、国債、保険に、外貨の活用。何を目的とするのか、どのような資産形成をしたいのかをはっきりしないとどれと決められないことに、いまさらながらに気が付いた。ハイリスクでもハイリターンを求めるのか。時間と手間をかけて、リターンの増大を図るのか。あるいは、時間と手間を省いてある程度の安全性を確保するのか。将来もずっと日本に住むのか、あるいは海外転出も選択肢に入れるのか。Decision Treeなどを使って、論理的に場合分けして、どれが最良の選択肢なのかを検討すると間違いないのかもしれない。更に、確実なリターンを得られるものと、ハイリターンを期待できるものと、ポートフォリオを組めば、間違いないだろう。

でも、私は脳より腸(Gut Feeling)を活用して、直感を信じるタイプなので、えいやっで決めてしまうことになりそうだ。MBAでせっかく脳を使う術を学んだと言うのに・・・。

今日のMBA式育児術:脳も腸も活用しよう。金持ちになる必要はないが、将来に備えるためにはやっぱり多少のファイナンス活動は必要だ。

| | コメント (0)

今日のMBA式:カスタマー・インティマシー

カスタマー・インティマシー。お客様の得ている便益や満足度を詳細に分析した結果を自社の競争力強化につなげることで優位性を確立する戦略。簡単に言えば、顧客の満足を第一に考える戦略のことだ。企業の戦略は「プロダクト・イノベーション」「オペレーショナル・エクセレンス」「カスタマー・インティマシー」の3つに大きく分けられる。競合他社に勝つためにはいずれの戦略も平均点は必要だが、そのうちの一つは他社より抜きん出る必要がある。カスタマー・インティマシー戦略をとる場合、顧客との親密さを如何に構築して行くかが重要となる。

顧客満足を育児に置き換えてみると、当然、顧客は我が子である。この顧客は、すこぶるつきのわがままなお客である。 3ヶ月過ぎたばかりの我が息子はまだ親の言うことを聞いてくれるはずも無く、ただただ自己の欲求のままに行動している。夜中にお腹が空いたと泣くし、お腹が一杯になれば親などそっちのけでコテンと寝てしまう。そんな我が子に比べれば、どんな顧客も素直に見えてくるというものだ。

逆に見れば、子育てをすることでカスタマー・インティマシーの真髄を経験できるかもしれない。我が子の気の済むまで抱いてやり、おっぱいをあげ、眠りつくまで子守唄を歌ってあげる。とにかく主導権は我が子にある。もちろん、いつまでも子どものご機嫌取りになってはいけないが、ある程度の年になるまではこの「受け入れられ」体験が重要なのだ。「安心していられる」、「守られている」、「愛されている」と乳児の時期に感じることが、その後の安定した情緒発達のベースとなるからだ。

親の都合であちこち連れ回したり、あるいは、子どものペースを無視してあやしたりすると、途端に子どもの機嫌は悪くなり、ぐずりぐずり、寝付かなくなる。子どものペースを余りに乱すようなあやしかたは、それがどれだけ子どもの脳の発達に良いと言われても、私は賛成できない。ところが、得意満面で自分のペースを押し付けるのが私の母だ。明らかに子どもが泣いて嫌がっているのに、「こうすると脳が刺激されて良いのよ」などと言って平気な顔でいる。そういう母の姿を見ていると、なんだか脱力してくる。私はこんな風にして育てられたのかと思ってしまうからだ。弟が未だにこの母を子どもが母親を恐れるがごとくに恐れているのもそのせいかもしれない。

今日のMBA式育児術:カスタマー・インティマシーに徹しよう。子どもは何を望んでいるか、何を欲しているか。五感を総動員して考えて、子どもの気の済むまで相手をしよう。

| | コメント (0)

今日のMBA式:自分の心理・精神状態を把握しよう

里帰り出産をされた方は多いのだろうか?私の場合、母の足が悪く車椅子生活なので、里帰りはしなかった。その代わり、私が退院した翌日に母が泊り込みでやってきた。その時に母から投げられた言葉や、母の態度が今も心に傷となって残っている。今でこそ、理性では「マタニティブルーのせいで冗談を冗談と受け取れなかっただけ」だと考える事が出来てるが、その時に感じた心の痛みは消えてくれそうにない。もともと母とはそこそこ仲が良かったのだが、それ以後、マタニティブルーの時期が過ぎても母に対する疑心暗鬼の気持ちが無くならず、関係がギクシャクしたままだ。先々、息子に与える影響を考えると関係を修復しなくてはと焦るのだが、母に対して素直になれないし、素直になるのが恐い。また傷つけられるかもしれないと思ってしまうからだ。

一般的に言われるマタニティブルーは、産後1ヵ月ほどの間に起こるお母さんの感情の揺れを指します。これは、特に理由もないのに涙もろくなる、食欲がなくなる、憂鬱な気分になる、イライラする、途方にくれる、など人さまざまな症状が現れます。

マタニティブルーに陥る原因は、人間関係や家族構成など環境によるとも言われています。例えば、子育てに関する不安感、ご主人の協力がなく育児や家事を全部1人で背負い込んだ重圧感、周囲に相談できる人がいない孤独感なども原因のひとつです。

マタニティブルーにならないためには、安心して育児が出来る環境を確保すること。不安な時、心配ごとがある時、それを聞いてくれる相手を見つけておくことが大切です。友人や産婦人科や小児科の先生など、いざという時に気軽に相談できる人がいることが心の支えとなり、有効な対処法となります。

(Pigeonホームページより抜粋)

Googleると、マタニティブルーは1~2週間から産後1ヶ月ほどで治まるらしいが、私の場合、2ヶ月に入ってもまだ涙もろかったし、理由もなくイライラしてうつうつしていた。そして、その間に再びやってきた母の言動が無神経に思えて、更に拒否感が増してしまった。「母も経験者のはずなのに・・・」という前提条件が、母に対する甘えの感情を引き起こしたのが原因だと理性では分かっていても、感情はどうにもならない。そういう私の精神状態を夫から母にも父にも弟にも説明してもらったのだが、母は私のことを精神病だと思ってしまったらしい。夫には「早急に病院に精神科に連れて行きなさい」と言ったそうだ。これでは、母に育児の相談をするなぞできるわけもなく、安心して育児の出来る環境など到底整いそうにない。これが実の母の所業かと思うと、余計に脱力する。

だが、これをビジネスに置き換えてみると、よくあることだと思える。こちらの期待に相手が満たないことなどしょっちゅうだし、こちらの心理・精神状態を慮ってくれる取引先や交渉相手などあるわけがない。むしろ、逆手に取られてつけこまれるのが落ちだ。ここで肝心なのは、自分の心理・精神状態を自分でよく把握しておくことだ。冷静になれるかどうか、なれないとしたら、何が原因なのか。自分自身のSWOT分析をしておけば万全だろう。

今日のMBA式育児術:自分の精神状態を把握する。自分自身のSWOT分析をして、自分を良く理解しておこう。

| | コメント (0)

今日のMBA式:ナンバーワン or オンリーワン?

ナンバーワンか、オンリーワンか。MBAのケーススタディで論点となるところだ。例えば、ジャック・ウェルチ氏。彼は、GEにおいて「市場でNo.1か2にならないなら撤退せよ」という明確な基準を打ち出して、事業のポートフォリオを管理した。市場でNo.1か2を目指すために、最も有効な戦略は何かと考える。顧客志向か技術志向か、付加価値重視かコスト重視か、オペレーションの効率化かイノベーションか。あるいはこれら全てか。No1か2であるために、創意工夫を凝らして、かなり熾烈でシビアな競争をするわけだ。一方、ナンバーワンというのはあくまで相対的なもの、と言う考え方を取り、むしろオンリーワンでありたいとする企業もある。エーザイはその一例だ。競争が激化する医薬医療品業界では、M&Aにより規模の経済を得ようとする動きが顕著だ。これはナンバーワンの戦略である。その中で、エーザイはオンリーワン企業を目指し、ナレッジマネジメントをテコに技術力を生かした医薬品開発や現場力を生かした商品開発を進めている。創意工夫を凝らして、直接的な競争を回避して生き残りを図るわけだ。

結論を言うと、ナンバーワンでもオンリーワンでも、どちらが良い・悪いということはない。単にその企業が自己のあり方にあう戦略を選択するというだけのことだから。個人的には、オンリーワンの戦略の方がナンバーワンの戦略よりも、協業や共創がしやすく共に成長し繁栄する社会となるような気がするので、好みではあるが。

子育ても同じことかもしれない。お父さんとお母さん、お祖父ちゃんとお祖母ちゃん。みんなでナンバーワンは誰か?と競うように、子どもに接するのはアホらしい。みんなそれぞれのポジションがあって役割があるはずだ。なのに「○○ちゃんは、お祖母ちゃんのことが一番好きよね~」なんて、孫に言ってるお祖母ちゃん、いますよね。「お父さんは△△なところが駄目よね」とか、「お母さんはすぐ□□するからいけないわよね」なんて、孫に言い聞かせてるお祖母ちゃん。孫に山のように洋服やおもちゃを買ってくるお祖母ちゃん。たまに接するからできるのだ。毎日子どもの世話をして家事もしているお母さんはとても太刀打ちできない。嫁姑戦争は、ナンバーワン戦略によって引き起こされていたのだ。

でも、ここで嫁がオンリーワン戦略で行こうと決めれば、戦争は成り立たなくなる。そして、たぶん、子育てはオンリーワン戦略で行くべきなのだ。お母さんの役割はお母さんになると決めた人にしかできない。お父さんだって、お祖父ちゃんだってお祖母ちゃんだって同じことだ。そして、それぞれに役割が違うのだから、愛情の多さを競争する必要はないのだ。ただ単に、それぞれが役割にあった愛情を子どもに注げば良い。そうすれば、子どもはいろいろな愛情を受けて育つ。それで良いのだと思う。

今日のMBA式育児術:ナンバーワンより、オンリーワン。世界にひとつだけの花で良い。

| | コメント (0)

今日のMBA式:冷たい脳と暖かい脳

ウチの坊やはようやく12週を過ぎたところ、3ヶ月にようやく届こうとしている。体重は生まれたときの倍ぐらいになったし身長も伸びているけれど、まだ首は座っていないし、言葉もうーとかあーとか、まだまだだ。それでも、ようやく少しずつ新米高齢パパ&ママも坊やの泣きかたやぐずりかたを聞き分けられるようになってきて、意志の疎通が図れるようになってきた。とはいっても、まだまだ、お互いにいらいらしたりぐずぐずしたりを繰返している。

「冷たい脳と暖かい脳」。心理カウンセラーの必要な態度として言われることだが、これは育児にも必要だ。暖かい脳は、赤ん坊を包み込む大きな愛情を持って最大の関心を寄せる。一方で、冷たい脳は、冷静沈着に赤ん坊の状態を観察し普段と違うことが無いか検討する。赤ん坊にどう接したら良いか試行錯誤を繰り返すとき、実際には暖かい脳で接するとしても、観察と検討は冷たい脳を駆使する。言い換えれば、冷たい脳は「PDCAサイクル(Plan Do See Action)」実行して経験知を得ており、暖かい脳は「Aesthetics」や「Aha!」などの感覚・感性によって経験知を得ている。これはまさにビジネスの場で行われていることと同じだ。

更には、冷たい脳と暖かい脳が得る経験知はまず暗黙知として蓄積され、後に、次のサイクルの際に形式知として活用される、とも言える。ママの得た暗黙知がパパに伝えられ形式知となり、さらにはじいじやばあばにも伝わり共有されていく。これは私の師事した一橋大学大学院野中郁次郎教授のナレッジマネジメント・ナレッジクリエーションのセオリーである「SECIモデル」のサイクルととても似ている。

なんと、育児は、PDCAサイクルとSECIモデルで回っていた!

今日のMBA式育児術:「冷たい脳と暖かい脳」の両方を活用して、PDCAサイクルとSECIモデルをどんどん回そう。

| | コメント (0)

今日のMBA式:優先順位とスキマ時間

ポーター教授の競争戦略論によれば、「選択と集中」は戦略を決める上で重要な考え方だ。このとき、「What to do 何を為すべきか」よりも、「What NOT to do 何をしないでおくか」を決めることの方が重要なのだが、現実にはしないでおくことを決めるのは難しい。あれもこれもと欲張ったり、リスクを取ることが恐くて決められなかったりと、優柔不断になって手放せない物事はたくさんある。私は欲張りなので、あれもこれもしたい、となってしまうことが多いのだが、全部できるわけがないし、全部やろうとおもったらかえって消化不良をおこして欲求不満になるのが関の山だ。なので、あれもこれもと迷うときは、まず優先順位を考えるようにしている。MBAの勉強中は、マーケティングの方が好きだけれど宿題があるファイナンスを先にやろう、とか考えて、こなしていた。

この優先順位の考え方は、育児にも適用できそうだ。

優先順位を考えるときには、「重要なこと・重要でないこと」を縦軸、「緊急なこと・緊急でないこと」を横軸にしてできる4象限の組み合わせに当てはめると分かりやすい。でも、この中でやっかいなのは、「緊急でなく、重要でもない」ことだ。「重要なこと」や「緊急なこと」は優先順位の上のほうにランクされるので、注意を払ってさっさと済ませてしまえるけれど、「緊急でなく、重要でもない」ことは、ついつい後回しにし勝ち。でも、「緊急でない」ことはいつまでも緊急ではないレベルに留まってくれない。時間が経つと緊急度が高くなってきて、しだいにせっぱつまってくるのだ! 最後には他の優先順位の高いものとバッティングし始め、「あれもこれもする時間なんか、なーい!」 

緊急度が低いうちにちゃちゃっと片付けてしまうに限る。それには、スキマ時間を有効活用するのが一番だ。ちょっと手が空いたら、さっさと済ませてしまう。そうすれば、緊急度が高まることもないし、後から時間がなーいと嘆くこともない。重要度が低いからと言って後回しにしないのがコツだ。育児で言えば、お洗濯とかお片づけなどがこれに当てはまるかもしれない。溜まると大変だ! だから、ちょっとした時間があったらパッパとやる。フットワーク軽く、こなす。緊急度を高めないのがコツだ。

今日のMBA式育児術:優先順位をつけて効率よく、スキマ時間を有効活用。疲れて大変なときはスキマ時間に休むのも優先順位のうち。

|

今日のMBA式:ゆるゆるで良い

今日、生後73日目を迎えたわが息子は、まったく自分勝手な存在である!好きなときに目覚め、好きなように泣き、おっぱいをたらふく飲んだら満足して寝る、かと思わせて、ぐずりだす。おしっこもうんちもし放題。全くマイペースで生きている。新米パパも新米ママも振り回されて、すっかり寝不足だ。でも、可愛い笑顔やすやすや寝顔を見るだけで疲れは吹っ飛び、活力が湧いてくる。そりゃ、多少はマタニティブルーだし、育児ノイローゼ気味なときもあるけれど、自分勝手なくせに、無防備なわが息子を見ていると、頑張らなくちゃと思う。

MBA留学中に結婚し、妊娠した。卒業式は妊娠4ヶ月ごろ、修士論文はお腹の中の息子とともに書き上げたようなものだ。卒業後、職場復帰できないまま、出産し、現在は育児休暇中。2年間頑張って取得したせっかくのMBAを役立てられないのではもったいない。授乳の合間にうつうつと考えているときにひらめいた。MBAで学んだことや経験したことを育児に生かせば良いんだと。MBA式の育児術。キャリア志向で知識過多の高齢新米ママが育児という未知で未経験の分野にMBAというツールで挑む。同じ様な境遇の女性や、そういう女性をパートナーに持つ男性の参考になれば幸いである。

それにしても、わが息子はこうしてブログをしたためている間も、ふんギャ!と悲鳴のような寝言を漏らしている。そのたびに驚いてパソコンを打つ手が止まる。まったく集中できないではないか!

でも、考えてみれば、MBAを学ぶときもそうだった。余り集中し過ぎてはいけないのだ。なぜ?時間は限られているのに、やらなければならないことが多すぎるからだ。100点満点を狙ってひとつのことに時間をかけるより、合格点よりやや上を狙って時間をかけずに効率よく進め、数多くこなす。それも、優先順位をつけて、メリハリを持たせるのが肝心だ。「やらない」選択をする思い切りの良さも必要だ。状況の変化に応じて臨機応変に優先順位を変える柔軟性も大事だ。そして、勉強を離れ息抜きする時間も無いと煮詰まってしまう。

育児も同じ。時間は限られている。やらなくちゃならないことはたくさんある(掃除、洗濯、家事、買い物、そしてなにより自分の時間)。自分である程度納得のいく程度に、時間をかけずに、優先順位をつけてこなす。無理だと思ったら、全部やろうと思わない。全部やれないことを気にしない、悔やまない。そして、自分勝手な赤ん坊の状況に合わせて、臨機応変に柔軟に対応する。そして、時にはパートナーに赤ん坊を任せて、好きな音楽を聴いたりお茶したりして息抜きをする。肩の力を抜いてゆるゆるで良いのだ。

今日のMBA式育児術:「ゆるゆる」で良い。大事なのは優先順位と臨機応変、そして自己肯定。

| | コメント (0)